5月12日に2回目のなかよしひろばがありました。
子どもたちは最初に簡単な説明を聞き、
その後に工作を開始しました。みんなおもいおもいの形に切った羽根を付けたり、
テープで飾りを付けたりしていきました。
みんな準備された材料をフル活用して個性的な物を作っていました。
ロケット本体が完成したら、それを持って公園へ移動し、
いよいよ発射本番へ!!
その前に、ここで少し脱線して原理説明を。
今回のペットボトルロケットの燃料はクエン酸水と重曹でした。クエン酸水と重曹は混ぜると反応して二酸化炭素が発生します。ペットボトル内部で発生した二酸化炭素は逃げ場が無いのでどんどん内部の気圧は上昇していきます。
そして、ある一定以上の気圧になると…
ゴム栓が吹っ飛ばされてペットボトルは上空へ舞い上がる!!!という仕組みです。
重曹はそのままだったらすぐに反応してしまってゴム栓をする前に二酸化炭素が逃げてしまうので、今回は重曹をオブラートで包んでからクエン酸水へと投入することにしました。
その燃料を投入し発射台にセットするという重要な役割は、今回6年生がやってくれました。
最初はロケットが無事に飛ぶか子どもたちも不安そうでしたが、
無事に飛びました!予想以上の高さに飛び上がるロケットを見て、子どもたちもテンションが上ったみたいでした。
セットしてから飛ぶまでに少し待つ時間がありましたが、みんな(いつ飛ぶんだろうか)とワクワクしながら待っていました。
ときどき傾いてしまって自分たちのほうに飛んできたりもしてましたが、それはそれで楽しかったみたいです。
6年生の子どももみんながどんどん持ってくるので忙しそうでしたが見事やり遂げてくれましたし、低学年の子どもたちも事前の注意事項をしっかり守ってくれていました。
5月の快晴のもと、飛び上がるロケットをみんなで一緒に見るのはとても楽しかったです。
ペットボトルロケットは燃料を増やせばもっと飛ぶと思いますので、ぜひご家庭でも作ってみてください。
(夏休みの実験でも使えるかもしれません)
■今回の材料
重曹5グラム クエン酸5グラム
水100CC ペットボトル(炭酸飲料のもの)
ゴム栓(6号) 発射台(ペットボトルが立つ箱など)
重曹、クエン酸はドラッグストアで買えますし、ゴム栓もアヤハディオに売っていました。
■手順
- クエン酸は水に溶かしてクエン酸水にする。重曹はオブラートに包み、セロハンテープで軽くとめる。
- ペットボトルに羽根を取り付け、ペットボトル内にクエン酸水を入れる。
- その中に重曹の包みを入れてゴム栓で蓋をし、発射台にセットする。
- 1分ほど待つと、ペットボトル内に炭酸ガスが充満し飛びます。
クエン酸、重曹の量を増やせばもっと飛ぶはずです。ちなみに、1番すごいのはメントス+コーラらしいので、興味がある子は是非やってみよう!