8月18日(火) 小~中学生を対象とした藍染め地域学習がありました。
まず、地域の方に藍染めの歴史や西一の伝統について話をしていただきました。子どもたちは「藍染めってどんな植物を使うんだろう?」といったことや藍染めの工程や、他にも同じく藍染めが盛んだった徳島県のことや西一で古くから伝わる白へび様の話を学習しました。
次に、会館職員の方に染め方を教えてもらいました。簡単な説明の後、それぞれが染め方の説明書を読んで取り組んでいました。藍染めは折り方で模様が変わるので、この作業は非常に重要なのです。
子どもたちもどんな模様になるのか想像しながら、自分のオリジナルの模様を作ろうと楽しんで取り組んでいました。
そして、模様付けが終わった子どもたちは染めの作業に入ります。染料の中に布を漬けてすすいでいくとう作業で、以前は職員がしていたのですが今年は子どもたちにしてもらいました。
漬けてすぐは黄緑色だったのがすすいで干すと段々青色に変わっていく現象が不思議で、子どもたちも驚いていました。これは藍の中に含まれているインディコという成分が空気中の酸素と反応して起こる現象だそうです。
広げて干してみると、どれも味のあるすごく綺麗な作品に仕上がっていてみんなも大喜びでした。
西一は新しく引っ越してきた世帯も多く、地域の伝統を知らない人たちもだんだんと増えてきていますので、今後も地域学習のような活動を通して地域の歴史や伝統を伝えていけたらと思います。